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2026-10-03 05:46

G20貿易相会合、「食料の武器化」反対声明で全会一致 議長のグリア米USTR代表が声明

米ウィスコンシン州ミルウォーキーで開かれたG20貿易相会合を受け、議長を務めたグリア米通商代表(USTR)が声明を出しました。G20全体が、強圧的な貿易措置による「食料の武器化」に関する声明で合意したと発表しました。一方で、強制労働の排除と構造的な過剰生産能力への対応では、G20全体の合意には至りませんでした。

何が起きた?

USTRの2026年10月2日付発表によると、ジェイミソン・グリア通商代表はG20貿易相会合の議長として、前日に声明を出しました。会合はミルウォーキーで開かれ、グリア氏は「成功だった」と評価しています。主な内容は次のとおりです。(1) G20全体が、強圧的な貿易措置による食料の武器化に関する声明で合意しました。(2) 会合の合間に世界のディーゼル供給について協議が行われました。グリア氏は、この協議が今後見込まれるディーゼルの市場への追加放出につながったと述べています。ただし、放出の量や時期、主体は本文に書かれていません。(3) 強制労働の排除、構造的な過剰生産能力・過剰生産への対応、最恵国待遇(MFN)原則の改革について議論しました。(4) 強制労働の排除については、メキシコとアルゼンチンが米国の声明に加わりました。G20全体の合意には至らず、グリア氏は「失望している」と述べています。(5) 過剰生産能力については、多くのメンバーが対応する決意を示しました。一方で、少数のメンバーが協調行動への道筋づくりを拒否したとしています。(6) MFN原則については、発展段階の異なるメンバーが、見直しを検討する価値を認めたとしています。

なぜ重要?

米国が議長国として、食料の武器化への反対ではG20全体の合意を取り付けました。ただし、強制労働と過剰生産能力では一部の国の反対で合意できず、米国の通商課題のうちどこまでが多国間で支持されるかが示された形です。MFN原則の見直しに前向きな声が出たことは、WTOの無差別原則を軸とする通商ルールの見直し議論につながる可能性があります。ディーゼルの追加放出はまだ「見込み」の段階で、実際に行われたわけではありません。

どこに効く?

想定される影響経路: 原油・石油製品(ディーゼル)、農産物・食料、鉄鋼など過剰生産能力が問題となる業種、通商政策

ハク
ハクの見解

🎧 まず、本文で触れられている声明の全文を確認したいところです。どの国が反対したのか、どの業種が「懸念業種」とされているのかが分かります。ディーゼルについては、実際にどの国・主体がどれだけ放出するのかを示す続報を待つ必要があります。過剰生産能力の協調に一部の国が反対した点は、米国が今後、二国間交渉や単独措置で対応するかどうかを見る材料になります。また、MFN原則の見直し議論がWTOの場に持ち込まれるかにも注目です。

出典:USTR
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