2026-09-09 11:19
米政府、対カナダで自動車・乳製品・酒類の輸入禁止と関税強化
トランプ大統領は関税法第338条に基づき、カナダの対抗措置への対応として特定カナダ製品の輸入禁止と関税措置を拡大。USTRは政府調達(GSA)からもカナダ産品500億ドル相当を除外するよう指示した。
何が起きた?
USTRのグリア代表は2026年9月8日、カナダの継続的な対抗措置を受け、トランプ大統領が関税法(Tariff Act of 1930)第338条の権限を行使したと発表した。自動車・乳製品・酒類の特定カナダ製品の対米輸入を禁止し、7月20日に発動済みの第338条関税措置の対象範囲も見直した。あわせて、連邦調達庁(GSA)の複数賞契約スケジュールから500億ドル相当のカナダ産品を除外するようUSTRとGSAに指示している。
なぜ重要?
自動車・乳製品・酒類という具体的セクターへの禁輸・関税措置は、対象業界のサプライチェーンコストと価格に直接響く。政府調達からの除外も加わったことで、カナダ企業の対米ビジネス機会が実質的に制限され、米加通商摩擦が『関税の掛け合い』から『禁輸・調達排除』の段階に進んだことを意味する。
どこに効く?
想定される影響経路: 自動車、消費、ドル
出典:USTR
🎧 次に見たいのは、カナダ側がさらに報復するか、それとも交渉再開に動くか。自動車・酒類・乳製品という業種別に的が絞られているため、対象業種の決算・ガイダンスに関税影響がどう反映されるかも要注目。